メトロポリタン・オペラ 9/14~9/20

今週のテーマはベルカント・オペラ。

ロッシーニ、ドニゼッティ、ベッリーニなどの作品が中心で、何といってもコロコロ転がるメリスマの音型を超絶技巧で聴かせてくれるところが魅力です。


9/14 ドン・パスクワーレ

9/15 オリー伯爵

9/16 連帯の娘

9/17 シンデレラ

9/18 清教徒

9/19 愛の妙薬

9/20 ノルマ


どの作品も魅力的です。


9/14の「ドン・パスクワーレ」には歌姫ネトレプコが登場し、おきゃんな娘役を歌います。主役のドン・パスクワーレはのっそりとしたイメージにもかかわらず、みごとに軽やかなメリスマや早口言葉を聴かせてくれます。エルネスト役のマシュー・ポレンザーニは私の好きなテノール歌手。


9/15の「オリー伯爵」は、主役がフアン・ディエゴ・フローレス。大好きな人に取り入るためにあの手この手で近づく様子が滑稽で、ディドナート、ダムラウといった超豪華メンバーと共にコメディを繰り広げていきます。大変面白いオペラなのにロッシーニ作品の中ではあまり知られていないのが残念です。ディドナートの男役にも注目。


9/16の「連帯の娘」にもフローレスが登場。9回ものハイCが出てくるアリアが聴きどころ。


9/17の「シンデレラ」は主役がエリーナ・ガランチャ。目の覚めるような美しいドレス姿に注目。フィナーレのアリアは圧巻です。


9/18の「清教徒」にもネトレプコ登場。


9/19の「愛の妙薬」でノリーナを歌うのがPretty Yendeという黒人の新星。見事なコロラトゥーラです。今シーズン、ウィーン国立歌劇場にもデビューするそうです。相手役のネモリーノがポレンザーニ。


9/20の「ノルマ」は巫女さんのお話ですが、ひとりの男性をめぐってドロドロの三角関係が展開していきます。対立する二人の女性をソンドラ・ラドヴァノフスキーとジョイス・ディドナートの二人が歌います。


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