ベネチアのゴンドラの歌
ヨーロッパでは厳しい外出制限措置の効果もあって、感染者数も犠牲者数も減少しつつあり、休業を余儀なくされていた店舗の再開や学校の再開、無観客でのサッカーの試合の開催などが議論に上っていますが、秋の最大のイベントであるドイツのオクトーバーフェストの中止が決まったりと、先行きはまだまだ不透明なようです。
ベネチアの近くの町に住む友人からは時々便りがありますが、家族共々無事とのことでほっとしています。
ゴンドリエレ(ゴンドラの漕ぎ手)さんたちは商売あがったりだそうですが、皆さんご無事でしょうか。
ということで、今日の曲は「ベネチアのゴンドラの歌」。
メンデルスゾーンが作曲した無言歌集第二巻の6曲目に当たります。
原題の「Venezianisches Gondellied ベネチアのゴンドラの歌」は「ベネチアの舟歌」とか「ベニスの舟歌」などと訳されることもありますが、「舟歌」とはもともと船頭が船を漕ぐときに歌った労働歌で、後に、ショパン、チャイコフスキー、フォーレなどによって「舟歌」として作曲されています。多くは8分の6拍子で作られ、船が波間に揺れる様子を表現しています。
演奏はダニエル・バレンボイム。
彼の演奏で初めてメンデルスゾーンのピアノ曲が好きになったので。
Videoは楽譜付きです。
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