メトロポリタン・オペラ 2/15~2/21

先日の地震には驚かされましたが皆さんご無事だったでしょうか。


今週のメトロポリタン・オペラの特集は演出家のフランコ・ゼフィレッリ。数々の伝説的な演出をしてきましたが、その舞台は豪華絢爛。まるでルーベンスの絵画を見ているかのよう。その中から厳選された7作品を観ることができます。


2/15 ボエーム

2/16 ファルスタッフ

2/17 カヴァレリア・ルスティカーナ/道化師

2/18 トスカ

2/19 ドン・ジョヴァンニ

2/20 カルメン

2/21 トゥーランドット


どの演目も見逃せませんが、その中からいくつか。


2/15の「ボエーム」は、ボエームと言ったらこの演出というくらい50年以上も前から上演されている名舞台です。パリの屋根裏部屋、クリスマス市場の賑わい、雪降る広場などを背景に、プッチーニの音楽がより深く胸に染み渡ってきます。ミミはアンジェラ・ゲオルギュウ、ロドルフォはラモン・ヴァルガス。個人的には画家のマルチェロ役のルドヴィッチ・テジエがイチオシ。


2/16の「ファルスタッフ」は、シェイクスピアの「ウィンザーの陽気な女房たち」を原作として作られたヴェルディの作品ですが、古き良き時代のイギリスの様子が家具や衣装で生き生きと描かれています。ミレッラ・フレーニがアリーチェ役を歌っています。その娘アンネッタ役がバーバラ・ボニーで、その澄んだ美しい声に魅了されます。深夜の森の情景はなかなか幻想的です。


2/18の「トスカ」は、指揮がシノーポリ。トスカ役のベーレンスとカヴァラドッシ役のドミンゴの作り出す世界に注目。


2/19の「ドン・ジョヴァンニ」は、タイトル役がサミュエル・ラミイ。ツェルリーナ役がドーン・アップショウ、レポレロ役がフェルッチオ・フルラネット。


2/20の「カルメン」はドン・ホセ役がドミンゴ。カルメン役が、数々のワーグナーの作品でその力強い歌声を披露してきたワルトラウト・マイヤーで、どんなカルメンを聴かせてくれるのか楽しみです。


2/21の「トゥーランドット」は超豪華絢爛。かつての中国の宮廷はかくやと思わせるようなスケールの大きさと豪華さです。プッチーニの壮大な音楽がより生かされている舞台で、トゥーランドット姫役はマリア・ギレゴーナ。カラフ役はマルチェロ・ジョルダーニ。カラフが歌う「誰も寝てはならぬ」は、トリノ冬季五輪開会式でパヴァロッティが歌い、荒川選手がフィギュアスケートで優勝した時の曲でもあります。カラフの父親役に上記のドン・ジョヴァンニを歌ったサミュエル・ラミイが登場。指揮はアンドレアス・ネルソン。


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ボエーム

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