音楽協会演奏会講評
先日の打ち上げ、楽しいひとときをありがとうございました。袖混発足10周年を迎え、演奏会の成功も相まって終始和やかで親しみに満ち溢れた時間を過ごすことができました。
さて、演奏会の講評は三月の一回目の練習時にお伝えするつもりでしたが、折からのコロナウィルスの蔓延に伴い、三月いっぱいは練習が中止となってしまったため、止む無くHP上でお伝えすることにします。
まずは、全員暗譜で歌えたこと、皆さんの努力に対して感服しています。いろいろな事情があり、暗譜が大変だった方もいらっしゃると思いますが、ギリギリまで頑張って間に合わせて下さいました。
暗譜をするためには、何度も繰り返して歌うことが必須となります。大変な作業ですが、その結果、曲が体の中に染み込み、自分の歌という感覚で歌うことができるようになります。声もよく出るようになり、何より感情のこもった歌になります。
今回は二曲とも、堂々と歌うことができたと思います。「優しいあの子」は明るく楽しく、「ぜんぶ」はしっとりと、二曲のコントラストも明確だったと思います。
「優しいあの子」は、メロディラインや歌詞が多少不明瞭なところ、ピッチが低いところがありましたが、おおむね合格です。もう少しはじけても良かったかもしれない。真面目さや厳めしさを感じないでもない「優しいあの子」でした。
「ぜんぶ」は、あたたかく丁寧な演奏だったと思います。「泣く」「怒る」などの感情表現も良かったし、三ページ目の各パートが複雑に絡み合って盛り上がる部分も破綻がなかったし、その上でソプラノのメロディもくっきりと聞えてきました。問題のテノールの最後に向かっていく部分も良かったと思います。
次の演奏会は7月のビバ!コーラスになります。
「筑後川」の中から、「1 みなかみ」「2 ダムにて」「4 川の祭」をやります。なかなかの名曲ですが骨のある曲でもあります。お休みの間にLessonページやYouTubeなどを活用して練習を積んでおいて下さい。
くれぐれもお体に気を付けて。4月にまた元気な姿でお会いしましょう。
Direttrice
来年度、練習に入る混声合唱組曲「筑後川」の音取り音源のCDを希望される方はご一報ください。実費にて作成いたします。手間賃は泣きます。
aochan
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